2014年9月12日金曜日

新発田発!不可能を可能にした、苔の匠の技。~新潟仕事人vol.19 越後苔匠・新保 隆さん



ネスパス3Fに、
なにやら緑色のもふもふが・・・!

 

芝生?

いいえ、
これ、実は、

新潟県新発田市で人口栽培されている、
越後苔匠さんの、苔(コケ)なんです!


■越後苔匠HP






『苔アカデミー』説明会

そんな気になるワードに惹かれて、
スタッフTも参加させていただくことに。

 


講師として登場したのは、苔に魅せられた男、
有限会社 越後苔匠 会長 新保 隆さん。


苔の魅力と栽培について、
お話しを聞かせてくださいました。


実はこの方、数々の研究者や企業が挑戦すれど
成しえなかった、とある技術を成功させた、
苔業界のカリスマ


その技術とは、

苔の人工栽培”。

しかもそれは、

一生楽しめる、一度枯れても、元に戻る苔




・・・。

スタッフTは苔のことも庭のことも素人ですが、
なんだかすごい技術だ!ということは分かります。

一度枯れても、水をあげればもとに戻るって・・・
魔法!?


しかも、その数、9種類!

なんだか、すごいぞ!


こちらは、手がけた庭の数々の展示。


もともと柏崎で造園業に携わっていた新保 隆さんは、
平成13年、新潟県新発田市で、苔事業を個人で創業。
その後、法人化。越後苔匠となり、現在は、
長男の博臣さんが代表取締役を務めていらっしゃいます。




実は、造園の際に使用する苔は、
根を張らせることや、水の管理がとても難しく、
枯れてしまった場合には、張り替えを行うことも
あるのだそうです。

そんな苔業界に、革新的な技術を持ち込んだのが、
越後苔匠の新保 隆さん。

“苔に魅せられた男”隆さんは、
十数年の試行錯誤の結果、数々の失敗と経験を経て、
不可能と言われていた苔の人工栽培に成功。

それは、1度枯れてしまっても、
水を与えれば、再度、美しい緑色に戻る、
“一生楽しめる”人工苔の開発でもありました。


越後苔匠さんの技術は、テレビでも取り上げられ、
国内外から注目されています。
また、今回の説明会では、鎌倉や静岡など、
遠方から訪れた方も多く、業界内での信頼や実績、
そして注目度の高さを、ひしひしと感じました。






「環境に合った苔を使うか、苔に合う環境を作るか。
 苔がYESと言ってくれる環境を作らなければ、
 苔は育ちません。

 苔はどこにでもあるものですが、奥が深い。
 苔を庭に据えることは、とても難しいことなんです。」

と、新保さん。

みんな、新保さんの苔に、お話に、
興味深々です。

苔の根っこを見させていただきました。蜘蛛の巣のように、白く長い根が、苔にあるなんて!!


越後苔匠さんが更にすごいのは、
苔をもっと身近な存在にしたい、
苔を通じて、暮らしに潤いを届けたい、
そんな願いから、挑戦と失敗を重ねた、
貴重な技術を、おしみなく提供されているところ。

越後苔匠さんでは、苔施工技術者の養成をはかるため、
新発田市の“モデルハウス夢ひろば”で、作庭業者向けの、
3泊4日『苔アカデミー』講座を開催していらっしゃいます。



一般の方向けには、
苔玉や盆栽が楽しめる教室や、インテリアも(^^)☆

■苔教室


 

苔アカデミーについてご説明くださったのは、
隆さんの三男の潤也さん。
代表取締役会長の長谷川さん、
事業推進・管理部の木村さんもいらっしゃって、
丁寧で熱のこもった説明会が進みます。

参加者からの質疑応答や個別面談も活発で、
時間があっという間に過ぎてゆきました。




苔のことも、庭のことも、素人だったスタッフTも、
苔のふわふわなさわり心地にメロメロ!

苔玉、いいなあ・・・・

新発田といえば、新発田城。
清水園には、素晴らしい苔が広がっているそう。
http://hoppou-bunka.com/shimizuen/koke.html

新発田「苔ツアー」、なんてシブい旅も、
いいかもしれないと思いました(^^)☆




不可能を可能にした、新潟の苔の匠。

ぜひ知っておきたい、新潟のすごい企業。
株式会社 越後苔匠さんを、
ご紹介させていただきました。



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株式会社 越後苔匠

〒957-0054  新潟県新発田市本町1-7-5
TEL  0254-22-1009
FAX  0254-28-6540
E-mail  info@echigokokesho.com
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